役員挨拶

　全国簡易郵便局連合会及び一般社団法人全国簡易郵便局協会の会長の山口博文です。2022年6月に選任されて、2024年6月に再任されました。
　日本郵便㈱ホームページの「簡易郵便局」を受託しませんかというページには、簡易郵便局について、次のように掲載されています。
「郵便局は全国に約24,000局あります。そのうち約4,000局が、地域の方々に業務を行っていただいている簡易郵便局。日本郵便株式会社と契約を交わしていただき、手紙を送る、お金を引き出す、保険に加入する、といったサービスを全国あまねく受けられるように運営していただいています。」
　簡易郵便局は1949年簡易郵便局法の制定により発足した後、時代の変遷の中で地域の最前線にあって、75年間変わることなく上記のサービスの担い手としての使命を全うしてきました。
　簡易郵便局受託者には、郵便局職員だった方、簡易郵便局で補助者として勤務していた方のほか、郵便局の業務を知らなかった方、前職が金融機関、メーカー、農協など、まったく別分野の方もたくさんいます。都会からＩターン、Ｊターン、Ｕターンしてきた方もいます。簡易郵便局受託者の３分の２が女性の方です。
　全国簡易郵便局連合会及び一般社団法人全国簡易郵便局協会は、簡易郵便局の受託者等の入会者で構成されて、不即不離の関係にある団体です。
　1956年に設立された全国簡易郵便局連合会は、会員の団結により、簡易郵便局の制度の充実、改善及び簡易郵便局受託業務の積極的推進を図り、併せて社会的、経済的地位の向上に努め、もって郵政事業の発展に寄与することを目的に、任意団体として活動を続けています。
　一般社団法人全国簡易郵便局協会は、個人受託者の連帯保証をしています。簡易郵便局は、当初地方公共団体・農協や漁協等法人に委託することになっていましたが、1970年に個人受託が可能になり、連帯保証についての規定が、委託契約書に盛り込まれたため、共助共援による「連帯保証団体」の法人を設立したのが起源です。
　簡易郵便局は、近年後継者不足等で過疎地を中心に一時閉鎖が増加しており、現在一時閉鎖中が600局近くあり、稼働しているのは3,500局です。地域のお客さまへのサービスを継続していくために、簡易郵便局の一時閉鎖対策が大きな課題です。地域に根差した郵便局として、地域のため、お客様のため、簡易郵便局の制度を維持発展するために必要な取組みを全国の会員の皆さまと力を合わせて頑張って行く所存です。

　全国簡易郵便局連合会及び一般社団法人全国簡易郵便局協会の副会長の小野寺伸王です。
　2022年6月に選任されて、2024年6月に再任されました。
　全国簡易郵便局連合会及び一般社団法人全国簡易郵便局協会は、皆様の”すぐそば”にある全国3500の簡易郵便局の窓口として、簡易郵便局の設置支援、業務品質の向上のための各種施策を行い、簡易郵便局の環境改善を、委託元である日本郵便(株)と進めております。
　少子高齢化社会、デジタル化が進む中、簡易郵便局も一時閉鎖局が増加している状況ですが、窓口機能の改善、業務環境の整備を進め、郵便局ネットワークの維持発展を図る事が使命と考えています。
　また、より経営自由度の高い委託店舗として進化していくことも大切です。
　簡易郵便局が置かれた場所で価値を持てるよう、議論を進めて参ります。
　みなさまのご来局を、心からお待ちしております。

　全国簡易郵便局連合会及び一般社団法人全国簡易郵便局協会の副会長の岸　宏昭です。
　2024年6月に選任されました。
　今年は簡易郵便局制度７５年の節目の年です、時代の変化に沿った新しい簡易郵便局制度改正・処遇改善・業務改善がされなければ一時閉鎖に後継者難は解消されません。簡易局が地域のためお客様のために末永く運営できるように皆様の声を会社に届け少しでもお役に立てるように頑張る所存でございます。
　よろしくお願いいたします。

　全国簡易郵便局連合会及び一般社団法人全国簡易郵便局協会の副会長の村瀨秀則です。
　2024年6月に選任されました。
　全国の地域インフラサービスの一躍を担っています同士の皆様には日頃のご活躍に敬意と感謝を申し上げます。
　移り変わる日々変遷の中に簡易郵便局に於かれている状況には現状問題と次代への課題など、乗り越えていかなければならない使命に直面しております。全国地方を代表してこられております皆さま方とともに一つ一つ取り組んで参りたいと思っております。今後の簡易郵便局のサービス提供における地域からの必要性の強さに向けて共に取り組んで参りましょう。宜しくお願い申し上げます。